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宮城県考古学会 > 学会事業・活動 > 総会・研究発表会 > 開催告知 > 平成28年度総会・研究発表会

 総会・研究発表会 <過年度の開催告知>

 平成28(2016)年度総会・研究発表会

特集:「復興関係調査で拓かれた地域の歴史2
 南三陸地域の中世社会 -新井田館跡を中心に-」


フライヤー(PDF形式)
開催要項(PDF形式)
特集開催趣旨(PDF形式)
総会・研究発表会日程(PDF形式)
 宮城県などの被災地では、沿岸部を中心に空前の規模の震災復興事業が進められ、それに伴う埋蔵文化財調査もかつてない規模で進められてきました。これらの復興事業関係調査は、調査事例がほとんど無かった地域でも行われており、沿岸部の歴史を考えていく上で、貴重な資料が得られてきています。
 残された調査もあり、調査報告書の作成にも多くの時間を要しますが、調査の成果をとりまとめて、地域での歴史研究や生涯学習事業、文化財保護事業などに活用していくことが、大きな課題であると思われます。
 宮城県考古学会では、復興事業に伴う調査の成果を議論していく機会を作っていきたいと考えてきました。平成28年度の宮城県考古学会研究発表会では、昨年度に引き続き、東日本大震災復興事業関係調査に関わる特集を企画します。調査成果をもとに、広く意見交換する機会を持ち、調査成果の取りまとめに資することを目指したいと思います。被災地の歴史をより豊かに描き出し、地域の復興・再生のために、少しでも寄与することができれば幸いです。
 また、会誌において論文等の投稿をいただいた執筆者から、研究成果の発表を頂き、成果の共有と情報交流の活性化を図ります。その他、昨年より編集事業をすすめてきた、遺跡に埋もれた自然災害の痕跡を広く一般の方にわかりやすくお知らせする『大地からの伝言 宮城の災害考古学』を刊行します。

内  容 総会、特集発表・コメント4件(4名)、研究発表2件(2名)
主  催 宮城県考古学会
共  催 宮城県教育委員会、仙台市教育委員会、仙台市博物館(予定)
会  場 仙台市博物館 ホール
※当日の駐車は特別展開催中につき、かなりの混雑や予想されるためできません。
  地下鉄東西線、国際センター駅をご利用ください。
日  程 平成28年5月15日(日)
午前10時~午後4時15分(受付開始は午前9時30分から)
午前10時~:総会、午前11時~特集・研究発表
対  象 総会:宮城県考古学会会員
特集・研究発表会:宮城県考古学会会員、および一般
参加費用 無料
担  当 宮城県考古学会 企画幹事会
懇 親 会 会場:串鳥 仙台駅西口店 開始時間 午後5時30分?
会費:会員4,000 円・学生会員3,000 円(当日会場にて申込み)
連 絡 先 宮城県考古学会 企画幹事会 担当者 福山宗志
(告知期間終了につき連絡先削除)

特集開催趣旨(要旨)
 宮城県などの被災地では、沿岸部を中心に震災復興事業が進められ、それに伴う埋蔵文化財調査もかつてない規模で進められてきました。これらの復興事業関係調査は、今まで調査事例が少なかった沿岸部の歴史を考えていく上で、極めて貴重な資料が得られてきています。
 宮城県考古学会では、復興事業に伴う調査の成果をもとに、広く意見交換する機会を持ち、調査成果をまとめていくことを目指したいと思います。そして、沿岸部の歴史をより豊かに描き出し、地域の復興・再生のために、少しでも寄与することができれば幸いです。
 昨年に続く第2回目として、南三陸町の調査成果を取り上げます。南三陸町では、志津川中央地区の復興拠点整備事業に伴い、中世の山城跡である新井田館跡の調査が行われました。ほぼ全域が発掘調査され、この3月に調査報告書が刊行されることによって、主に15世紀に機能した山城の全体像が明らかとなりました。この調査を契機に、ほとんど記録が残されていない中世の三陸南部地域の様子が明らかになることが期待されます。
 研究発表会においては、まず、調査担当者から、新井田館跡の全体像を報告していただきます。その上で、宮城県域の他の中世城館跡との比較、南三陸町最大の山城跡である朝日館跡との比較、文献史学からの論点について、3名の方からコメントをしていただきます。それを踏まえて、新井田館跡の調査成果の意義、そこから考えられる沿岸部の中世城館の特徴、その背景などについて、広く議論していければと考えております。

日程詳細
【総 会】
9:30? 受 付
10:00?10:50 総 会
10:50?11:00 休 憩
【研究発表会】
〇特集『復興関係調査で拓かれた地域の歴史2
     南三陸地域の中世社会―新井田館跡を中心に―』
11:00?11:05 特集 趣旨説明
11:05?11:50 復興事業関係の成果報告「南三陸町新井田館跡の発掘調査成果」
 宮城県教育委員会 村上 裕次氏
昼 食 (70 分)
13:00?13:45 コメント1「宮城県内の城館からの新井田館跡の位置づけ」
 宮城県考古学会 佐藤 信行氏
コメント2「朝日館跡からみた新井田館跡」
 宮城県考古学会 田中 則和氏
コメント3「中世本吉・気仙地域の論点─歴史学の立場から─」
 東北学院大学 七海 雅人氏
13:45?14:30 討論・意見交換
休 憩 (10 分)
〇研究発表 (3本、各25分発表・5分質疑)
14:40?15:10 東北地方の縄文時代晩期前半における岩版の生と性
 鹿又 喜隆氏
15:10?15:40 陸奥国府域における掘立柱廂付建物の特質
 高橋 透氏
15:40?15:50 閉会行事
【懇親・交流会】
17:30? 会場:串鳥 仙台駅西口店
会費:会員:4,000円、学生会員3,000円
(当日会場にてお昼まで申込みしてください。多数参加願います)

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