材木塀の材木。今回発見した塀の長さの分だけでも、710本を超える材木が使われたと考えられている。
 材木は直径25p、長さ80pほど残存し、先端が尖っており、打ち込まれたものと考えられる。
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宮城県の考古学情報

現地説明会2006
 出土した墨書土器。土器の底に墨で文字が書かれています。
 発見された門跡の柱穴と残っていた柱材。
 直径30p前後で、長さは120pほど残っています。
 門跡を西から見る。
 発見された門跡の東西には材木塀が取り付いていました。これらは同時期に機能していたと考えられています。
説明会の様子。
 八脚門跡を南から見る。
 中央が道路跡で、その脇に道路側溝が掘り込まれています。
 門跡は平屋の八脚門または2階建ての楼門の可能性が考えられるそうです。
 

壇の越遺跡現地説明会2 10/28(土)10:30〜

賀美郡加美町鳥嶋地区

 加美町教育委員会による壇の越遺跡(だんのこしいせき)発掘調査の現地説
明会がありました。
 今回の調査は、夏に現地説明会が行われた地点の東側にあたります。今から
およそ1,200年ぐらい前の古代賀美郡の中心的な道路である南北大路跡が検
出され、東西の道路との交差点では、八脚門跡が発見されました。
 八脚門には材木を立て並べた塀が取り付いていました。この塀は夏に発掘さ
れた地点で見つかっていた材木塀の延長と考えられます。
 この遺跡は非常に保存状態が良く、門跡や塀跡の材木は腐らずにそのまま
残っています。
 


八脚門を南から見る

八脚門を西から見る

八脚門の柱材


墨書土器



材木塀の材木





説明会の様子