ホーム

宮城県の考古学情報

現地説明会2006
 政庁跡から今回の調査区を見下ろす。
調査区は多賀城政庁の南東にあたる。
 発見された建物群。
 建物群は塀で囲まれ、
 整然と配置されている。
 (建物の線は加筆したもの)
 説明会の様子。

多賀城跡現地説明会 10/21(土)10:00〜

多賀城市市川字城前

 多賀城跡調査研究所による多賀城跡発掘調査の現地説明会がありました。
今回の調査では多賀城政庁前面を主に調査しています。奈良時代と平安時代の今から
およそ1,000〜1200年前ぐらいの役所の事務をしていたと考えられる建物群が発見され
ました。これらの建物の配置は多賀城の中心施設である政庁の配置に類似していて、格
調が高いものであったと考えられるそうです。
 このほか政庁に続く道路跡も調査され、道路を造る際の造成工事の様子が明らかとなり
ました。もともとの地形を平らにするために、厚いところで1m程も盛土されていたそうです。
 また、今回の調査では役所で使われていたと考えられる漆紙文書も見つかっています。




調査区を政庁跡から見下ろす





発見された建物跡