平成19年度「ものしり大学院」開講
以下
亘理町webサイト郷土資料館のページより引用させていただきました。
「奈良時代から平安時代初期」をテーマに、この分野でご活躍中の専門家をお迎えして講演
受講料は無料、どなたでも聴講できますで、お気軽にご来館ください。
日程・内容・講師
(1) 3月2日(日) 午後1:30から3:30まで
テーマ「三十三間堂官衙遺跡の発見」
講師 法政大学名誉教授 伊藤玄三氏
・亘理町にある国指定史跡「三十三間堂官衙遺跡」は、かつて寺院跡といわ
れていた。それを国の役所ではないかと提唱したのが講師である伊藤玄三
氏である。ここではこの遺跡を踏査した当時の様子、郡衙と推測するに至っ
た経緯などを伺う。
(2)3月8日(土)午後1:30から3:30まで
テーマ「奈良・平安初期の社会」
講師 宮城学院女子大学教授 大平聡氏
・古墳時代終末期、朝廷の支配は東北地方に及び、亘理郡もその支配下に置
かれた。奈良時代には「曰理郡」としてその存在が明らかになっている。
ここでは、奈良時代の地方制度と東北支配についての概説、奈良・平安時代
の政治体制について伺う。
(3)3月29日(土)午後1:30から3:30まで
テーマ「東北の城柵・官衙」
講師 宮城県文化財保護課技術主幹 村田晃一氏
・城柵・官衙とは、地方を統治するために朝廷が設けた施設である。ここでは、
最新の調査結果と研究をもとに、奈良から平安時代初期の東北地方の城柵
・官衙遺跡について伺い、「亘理郡衙」を知るための基礎を学ぶ。
会 場 悠里館3階視聴覚ホール
※車でご来場の方は悠里館北側駐車場をご利用ください。
定 員 な し(座席数は150席)
※座席数に限りがございますので、お早めにご来場ください。
※座席の予約は受け付けませんので、ご了承願います。
受講料 無 料
日 時:平成19年10月27日(土) 午後1時30分から
会 場:鍛冶沢遺跡発掘調査現場(刈田郡蔵王町曲竹字鍛冶沢Yahoo地図)
調査主体:宮城県教育委員会
内 容:
広域営農団地農道整備事業「仙南2期地区」に伴う発掘調査です。これまでの調査により、縄文時代後期から弥生時代初頭にかけての多数の遺構を検出し、多量の遺物が発見されています。
主な遺構には竪穴住居跡4軒、掘立柱建物跡20棟以上、土器埋設遺構(墓?)14基(うち1基は弥生時代初頭の再葬墓)があります。中でも、太い柱を用いた縄文時代晩期の掘立柱建物跡や弥生時代初めの再葬墓は、県内初の発見であり、非常に貴重であると考えられます。
また、出土遺物には、縄文土器、石器、イモガイ形石製品、勾玉、土製品(土偶、耳飾り)、アスファルトの付着した剥片、赤い顔料を磨り潰すために使ったパレット、骨角器などがあります。中でも、イモガイ形石製品や顔料を磨り潰すために使ったパレットなどは出土例も少なく、貴重です。
(宮城県教育委員会文化財保護課webサイトより。一部抜粋・要約)
問い合わせ先:
宮城県教育委員会文化財保護課
埋蔵文化財第二班 電話 022-211-3685
鍛冶沢遺跡発掘現場 電話 090-8252-3644
*詳しくは宮城県教育委員会文化財保護課webサイトでご確認ください。