2016年度総会、研究発表会は、平成28年5月15日(日)、下記の日程で仙台市博物館ホールにおいて開催されました。
|
総会 10:00~10:50
田中則和会長から開会の挨拶があり、つづいて議長に二瓶雅司会員、副議長に米城百合子会員、書記に五十嵐愛会員を選出し、5件の議事が進行されました。
(総合司会:福山宗志企画代表幹事)
議案第1号 2015年度の事業報告について
議案第2号 2015年度収支決算報告(案)
議案第3号 2016年度の事業計画(案)について
議案第4号 2016年度収支予算(案)
議案第5号 役員改選(案)について
以上の各議案について担当幹事(議案第1・3・5号は長島榮一幹事長、第2・4号は鹿又喜隆総務代表幹事)から説明があり、審議の結果、議案第1号から第5号まで賛成多数で原案通り可決承認されました。
研究発表会 11:00~16:05
特集『復興関係調査で拓かれた地域の歴史2
南三陸地域の中世社会―新井田館跡を中心に―』
東日本大震災対策特別委員会の藤澤敦委員長よる趣旨説明の後、新井田館跡の成果報告が行なわれました。成果報告をめぐって3件のコメントが発表された後、発表者全員による意見交換が行なわれ、最後に会場からの質疑・応答、コメントがありました。
(司会:川又隆央会員、及川謙作会員)
特集 趣旨説明 宮城県考古学会東日本大震災対策特別委員会
成果報告「南三陸町新井田館跡の発掘調査成果」 宮城県教育委員会 村上 裕次氏
コメント1「宮城県内の城館からの新井田館跡の位置づけ」 宮城県考古学会 佐藤 信行氏
コメント2「朝日館跡からみた新井田館跡」 宮城県考古学会 田中 則和氏
コメント3「中世本吉・気仙地域の論点─歴史学の立場から─」 東北学院大学 七海 雅人氏
意見交換
一般研究発表は下記の2件が行なわれました。いずれも当日発行の会誌第18号掲載論文の執筆者によるもので、最新の研究成果が発表されました。
(司会:森田義史会員、鈴木朋子会員)
東北地方の縄文時代晩期前半における岩版の生と性 鹿又 喜隆氏
陸奥国府域における掘立柱廂付建物の特質 高橋 透氏
懇親・交流会 17:00~
【成果報告】
・ |
開催前に、南三陸町出身の一般の方々数名より問い合わせを頂いた。震災により現地を離れてしまったのだが、郷土の歴史を改めて聞いてみたいというケースが大半であった。 |
・ |
当日は、会員・会員外あわせて約150 名の参加があった。
南三陸町の新井田館跡の調査成果から改めて地域史をとらえ直そうとする特集ならびに意見交換を開催した。
考古学的調査がもたらす成果や課題、そして地域の歴史を捉え直す良い契機となったものと考えられ、参加者の文化財に関する理解や認識もより一層深まったものと思われる。 |
・ |
2件の研究成果発表を行い、一般・研究者の区別なく、広くその成果の共有を図った。 |
・ |
閉会後に懇親会を行い、意見交換・情報交流を図った。(16 名参加) |
【今後の課題】
・ |
本会をよりいっそう活発な場としていけるよう、内容の充実にあたること。 |
・ |
会員の内外を問わず、広く、わかりやすい考古学情報の発信に努めるとともに、親睦と意見交換の促進に努めること。 |
・ |
より一層の参加者が集えるよう、広報・周知活動に努めること。 |
|
 |
 |
開会挨拶
(田中則和会長) |
総会 議長団 (右から議長:二瓶雅司会員、
副議長:米城百合子会員、書記:五十嵐愛会員) |
 |
 |
総会 議案説明(長島榮一幹事長) |
総会 議案説明(鹿又喜隆総務代表幹事) |
 |
 |
研究発表会 特集 趣旨説明
(東日本大震災対策特別委 藤澤敦委員長) |
研究発表会 特集 成果報告
(宮城県教育委員会 村上裕次氏) |
 |
 |
研究発表会 特集 成果報告
(宮城県教育委員会 村上裕次氏) |
研究発表会 特集 コメント1
(宮城県考古学会 佐藤信行氏) |
 |
 |
研究発表会 特集 コメント1
(宮城県考古学会 田中則和氏) |
研究発表会 特集 コメント3
(東北学院大学 七海雅人氏) |
 |
研究発表会 特集 意見交換 (各発表者) |
 |
 |
研究発表会 特集 意見交換
(左から田中則和氏、七海雅人氏) |
研究発表会 特集 意見交換
(左から村上裕次氏、佐藤信行氏) |
 |
 |
研究発表会 特集 意見交換
(司会:川又隆央会員、及川謙作会員) |
研究発表会 特集 意見交換
(会場からのコメント) |
 |
 |
研究発表会 特集 意見交換
(会場からのコメント) |
研究発表会 特集 意見交換
(会場からのコメント) |
 |
 |
研究発表会 一般研究発表
(司会:森田義史会員、鈴木朋子会員) |
研究発表会 一般研究発表
(鹿又喜隆氏) |
 |
 |
研究発表会 一般研究発表
(高橋透氏) |
閉会挨拶
(佐々木和博新会長) |